診療科のご案内

診療科に関する情報をまとめたコーナーです。

泌尿器科の診療

泌尿器科では、腎臓、尿管、膀胱、尿道といった尿路系全般、および精巣、精巣上体、前立腺などの男性生殖器を扱います。

排尿の回数が多い、尿が出にくい、排尿時に痛みがある、尿に血が混じる、など排尿に関する異常を扱いますが、症状がなくても検診などにより異常が指摘されることもあります。これらの異常の原因を診断し治療を行うのが泌尿器科であり、尿路性器感染症、尿路結石症、尿路悪性腫瘍、勃起障害、前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱など多様な疾患を扱うことになります。

また不妊症のうち男性側に原因のある男性不妊症は泌尿器科の扱う疾患となります。

当科ではこれらの疾患に対し安全で質の高い医療を患者の皆様に提供することを目指しております。



■当院泌尿器科の診療の特徴

前立腺癌小線源療法

 当科では限局性前立腺癌に対しては患者さんの体に影響の少ない小線源療法など放射線療法を中心に行っております。
 前立腺癌は照射する放射線量が多いほど、治療効果があるといわれています。小線源治療は前立腺の内部に放射性物質(小線源)を挿入して、それが放出する放射線により正確かつ的確に前立腺への照射を行う方法です。前立腺の内部から放射線をかけることとなるため、外部からかけるのに比べ、前立腺へ照射する線量を多くしても直腸や膀胱などの周囲臓器への線量を低く保つことができます。通常行われている外部照射では、70~76 グレイという線量の放射線が照射されるのに対して、小線源治療では、160 グレイという高線量の放射線を照射できます。
 治療自体も短期間で済みます。全身麻酔の上、陰嚢と肛門の間から、特殊な針を使って50~100個程度の小線源の挿入を行ないます。通常2時間程度の手術時間で、4日間の入院治療(個室管理)としております。
 低リスクの限局性前立腺癌に対しては小線源単独療法で行っていますが、リスクの高い限局性前立腺癌でも小線源療法を行った上で放射線外照射療法を追加することやホルモン療法を併用することにより手術と同等以上の治療効果を期待できます。

 

尿路結石治療

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を1泊2日の入院で行っています。大きな結石を治療する場合には尿管閉塞予防の為に前もって尿管ステントカテーテル留置を全身麻酔下に2泊3日の入院で行うことがあります。

 

尿路結石治療

尿路結石症に対しては、最新の機器(ドルニエ社製DeltaⅡ)による体外衝撃波治療が可能となっております。浴槽のような水の中にお入り頂く必要はなく、また仰向けのまま治療可能です。1泊2日の入院で行っております。

男性不妊症の診療

【担当】
 岩本晃明(日本生殖医学会認定 生殖医療専門医) 第2,4月曜PM
 松下知彦(日本生殖医学会認定 生殖医療専門医) 水曜AM PM,土曜AM
 江東邦夫(日本生殖医学会会員) 土曜AM

【男性不妊症とは】
 一年以上妊娠しない場合でその原因が男性側にあるとき、男性不妊症と言います。不妊カップルのおおよそ半分くらいを占めると言われています。
 不妊症は稀な病気ではないので一年以内でも前もって検査だけでも診療を行う意義があります。

【男性不妊症の原因】

 ①造精機能障害 --------------- 90%
   造精機能障害の原因
    1. 特発性 -------------- 50%
    2. 精索静脈瘤 --------- 30%
      その他染色体異常、停留精巣、ムンプス精巣炎、薬剤性、
      低ゴナドトロピン性性腺機能低下症など
 ②精子輸送路の通過障害 ------ 5%
 ③性機能障害 ------------------- 3%
 ④その他 ------------------------- 2%
 (岩本晃明 日常診療のための泌尿器科学No.3 p2, 2000)

【男性不妊症の治療】

  1. 精索静脈瘤に対する手術療法は精液検査所見を改善し自然妊娠に至ることが古くから知られています。当院では主に静脈瘤の再発や手術合併症 が少ない顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術を行っています。
    低ゴナドトロピン性性腺機能低下症に対してホルモン補充療法を行っています。
    特発性造精機能障害に対して漢方その他薬物療法を行っていますが、 薬物療法に固執することなく、人工授精や体外受精などの生殖補助医療を平行し て受けることをお勧めしています。
    高度乏精子症や無精子症を呈する造精機能障害の患者さんで、精巣内 精子回収術の適応がある方には提携クリニックと(別のクリニックでも 胚培養士さんを派遣して頂ける様でしたら提携可能です)顕微鏡下精巣 内精子回収術(MD-TESE)を自費診療で行っています。
  2. 幼少期の鼠蹊ヘルニア手術の影響や精巣上体炎の影響で精管や精巣上 体管が閉塞し無精子症となった方に精管形成術を行いますが不成功に終 わる場合に備えて精巣内精子を回収(Simple-TESE)、凍結保存することをお勧めしています。
  3. 勃起障害や射精障害に対して薬物療法を行っていますが人工授精や体外受精などの生殖補助医療を受けることを勧める場合もあります。


担当医師

樋渡 英二
松下 知彦
泌尿器科部長
■専門分野-
泌尿器科一般・男性不妊
■1990年3月-
岡山大学医学部医学科卒業
・日本泌尿器科学会
  認定泌尿器科専門指導医
・日本生殖医学会
  認定生殖医療専門医
・日本性機能学会認定専門医
・医学博士
江東 邦夫
江東 邦夫

■専門分野-泌尿器科
■2007年―
聖マリアンナ医科大学 医学部卒業
・日本泌尿器科学会 専門医
町田 舞子
町田 舞子

■専門分野-泌尿器科
■2008年―福岡大学医学部卒業
・日本泌尿器科学会 専門医

<その他の担当医>

岩本 晃明【非常勤】
蜂須賀 智【非常勤】
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