術後のQOL向上を大切にする
乳房温存治療法のパイオニア。

手術においては、できるだけ切除部分を少なくし、副作用の少ない放射線治療などを効果的に活用して、術後のQOLを高めることも大切にしています。
再発のリスクを抑えながら、温存療法や乳房の再建など、患者さんの希望に応えられるように、院内のスキルを結集した最善のチーム治療で取り組んでいます。

できるだけ乳房を傷つけない治療を
モットーにしています。

大船中央病院の乳腺センターはいち早く乳房の温存療法に取組み、豊富な実績を重ねてきました。インプラントによる乳房再建が保険適用になってからは、腫瘍を取り残すリスクを避けて切除を選ぶ医師も増えていますが、手術の範囲が広がるほど後遺症も残りやすくなるのも事実なので、私たちは安易な切除は避けるべきだと考えています。そのため腫瘍の大きさ、位置、多発の有無、腋嵩の状態、年齢などに左右されることなく乳房の温存の可能性を追求し、約7割の温存率を維持しています。

形成外科との連携で、美容的見地からの
満足度も高めるように努めています。

乳房切除が必要なケースでも、患者さんの希望があれば積極的に院内の形成外科医との連携で乳房再建を行っており、同時乳房再建を行うこともできます。担当の畑山医師は日本形成外科学会会員で日本乳癌学会の専門医であり、美容的見地も含め、乳房の形成、再建手術の経験が豊富です。がん治療による組織欠損の再建手術を行います。

院内の放射線治療センターとの連携で、
腋窩リンパ節郭清を最小限に止めています。

大船中央病院ではこれをさらに進め、センチネルリンパ節に転移があった場合もできるだけ郭清を行なわず、副作用の少ない放射線による治療を20年以上前から積極的に行っています。こうした治療は、院内に高い治療成績を誇る放射線治療医と最新の治療機器があることで可能となっています。それでも再発が見られた場合は、ホルモン療法、化学療法、ハーセブチン、放射線療法などの治療を、できるだけ副作用の少ないものから使用しています。

診療内容

最新の検査機器を導入して早期発見に努め、診断から治療までがスピーディなのも特長です。

大船中央病院では触診やマンモグラフィ、超音波検査などに加えて、超早期乳がんの診断に有用なマンモトー厶生検も取り入れ、乳がんの早期発見に努めています。マンモグラフィや超音波検査は女性技師の対応も可能。患者さんの心の垣根も低くしています。検査結果に応じて必要であれば再健診を行い、その日のうちに結果をお知らせします。万一、腫瘍が見つかった場合は、すぐに治療に取りかかれ、診断から手術、術後治療までがスピーディなのも当センターの特長です。

乳腺センターサイトへ
治療の特徴、検査や診察についてなど詳しく紹介しています。

FAQ

乳がん検査だけでも行うことは出来ますか?

人間ドックのオプションで乳腺検査が受けられます。(保険適用外)乳がん健診で「異常あり」となった方や、セルフチェックでしこりやひきつれなどを感じた方は、乳腺センターに診察の予約を入れてください。

悪性か良性(乳腺腫瘍)とは、どのようにして分かるのですか?

症状の原因と思われるところの細胞や組織や、乳頭からの分泌物の細胞を顕微鏡などで観察します。細い針を刺して注射器で乳房から組織を吸い出す場合は、局所麻酔なしで時間も10分ほどで済みますが、針が太い場合や手術で組織を採取する場合は、局所麻酔を行います。

どのような場合に乳房温存治療ができますか?温存することのリスクはないのですか?

乳房温存療法(乳房温存手術+温存乳房への手術後の放射線療法)は、主にステージが0、Ⅰ、Ⅱ期の乳がんに適応し、日本乳癌学会で定められているガイドラインに基づいて決定されます。
温存療法を行なった後に、部分切除した組織の断面を顕微鏡で詳しく調べた結果、断面およびその近くにがん細胞が見られる場合があります。温存した乳房にまだ多くのがん細胞が残っていると予想される場合は、追加切除や乳房切除術が推奨されます。追加切除の代わりに標準的放射線療法に放射線療法を追加する場合もあります。
※ 断面およびその近くにがん細胞がみられないことが確認された場合でも、乳房内の再発を予防するために温存した乳房に放射線療法を行います。
こうして手術後に放射線療法や薬物療法を行っても、目にみえないがんが生き残って、あとから再発したり、まったく新しい乳がんが同じ乳房内にできることがあります。

担当医師

「治療に時間がかかっても乳房温存療法をしたいのか、あるいは、できるだけ短期間で治療を終えたいのか、乳がん患者さんそれぞれの状況に合わせて最適な治療法を選べるように、丁寧に時間をかけて説明することを心がけています。」

大渕 徹
乳腺センター長

● 専門分野/ 乳腺外科

・1990年 千葉大学医学部卒
・日本外科学会外科専門医・指導医
・日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
・検診マンモグラフィ読影認定医評価A(AS)

小野 正人
医長

● 専門分野/ 乳腺外科

・1989年 関西医科大学卒
・日本外科学会外科専門医
・日本乳癌学会認定医
・検診マンモグラフィ読影認定医 評価A(AS)

畑山 純

● 専門分野/ 一般外科(甲状腺、乳腺、再建外科)

・1978年 岩手医科大学卒
・日本外科学会指導医

・日本消化器外科学会認定医

・日本乳癌学会乳腺専門医
・日本医師会認定産業医
・日本救急医学会認定医

雨宮 厚
理事長

● 専門分野/ 乳腺外科、血管外科

・1973年 慶應義塾大学医学部卒
・米国外科専門医
・米国外科学会上級委員(FACS)

江草 豪(非常勤)

山上 良(非常勤)

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