診療科のご案内

診療科に関する情報をまとめたコーナーです。

診療科の説明

 

 消化器・IBDセンターは2000年4月に消化器肝臓病センターとして開設されました。開設以来、当センターでは内科・外科などの縦割り医療ではなく、それぞれの患者さんを中心にお腹の病気を診断から治療まで一貫として治療する医療を提供しております。最先端の医療技術を導入して、専門医による大学病院並みの質の高い医療を提供し、病める人を癒せる治療を心がけています。
 地域密着型病院でありますが、最寄りの駅であるJR大船駅は、東海道線や横須賀線、京浜東北線が乗り入れるという地の利の良さもあり、最近では小田原市や静岡市、伊豆半島、横須賀市や横浜市(港南区・栄区・戸塚区・金沢区)、に川崎市・東京など、広範な地域から年間約1,000名を超える消化器疾患の患者さんが来院しています。2015年2月16日からセンター名を消化器・IBDセンターに変更いたしました。IBD(炎症性腸疾患)はクローン病、潰瘍性大腸炎、腸管ベーチェット病など原因不明の腸管に慢性炎症をきたす疾患の総称です。当院は,厚生労働省研究班や消化器病学会での活動を通じて,消化器病医師の間では全国有数のIBD診療拠点医療施設として認知されています。炎症性腸疾患は依然として治療が難しく放射線診断医、外科、薬剤師、看護師、栄養士などとの連携したチーム医療が不可欠なであることからセンター化いたしました。肝臓病は元より消化器病の中に含まれること、治療の進歩により肝臓疾患は外来診療中心におこなわれるようになったことを考慮し名称を変更させていただきました。肝臓疾患は4名の日本の肝臓病治療のリーダー(担当医参照)に外来を担当していただき従来どおりの大学病院に匹敵する診療を提供しております。

 

■ 大船中央病院 消化器・IBDセンターは教育病院として専門医育成施設として学会認定を受けております。

・日本消化器病学会
・日本消化器内視鏡学会
・日本消化管学会

肝臓病の治療

 近年C型ウイルス性肝炎治療対する進歩は目覚ましいものがあります。従来はインターフェロン治療がよる治療が主流でありましたが、2014年から90%以上の効果のあるC型肝炎ウイルスに直接作用する経口薬(DAA)が主流な治療となりました。当院では最新の治療に対応するため、肝炎治療のリーダーによる肝臓診療グループを組織し外来診療に当たっています。肝臓病は慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進展します。なかでも肝がんの早期診断・治療は重要であります。当院ではプリモビスト造影MRI、ダイナミックCT、超音波検査などでの診断と肝動脈塞栓術(IVR)、ラジオ波焼灼治療、放射線治療、手術などの治療から最適な方法を消化器内科医、外科医、放射線科医で相談決定します。治療は各専門医が担当します。IVR治療には2014年1月に最新の治療機器(IVR-CT)が導入され稼働しております。放射線治療は定位放射線治療装置による治療がおこなわれ本邦有数な優れた治療成績を残しています。

内視鏡検査・治療(光学診療部)

 上部消化管内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡、小腸内視鏡(シングルバルーン内視鏡)、ERCP(内視鏡による胆石、黄疸などの治療)、カプセル内視鏡(小腸、大腸検査)など幅広い検査・治療をおこなっております。内視鏡機器は最新機器(オリンパスEVISルセラエリートシステム)を使用し、特殊光(NBI)や拡大観察などの新しい診断手法を積極的に使用しています。 日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医による腫瘍切除治療(ESD, EMR,ポリペクトー)は日常的におこなわれています。2015年4月からはESDなどの高度内視鏡治療に豊富な経験を持つ森川医師を常勤医師として迎え診療・治療内容はさらに充実いたしました。


 当院ではかかりつけの患者さんでなくても内視鏡検査の受付をしております。ご予約は消化器・IBDセンター外来を受診してください。

大船中央病院でのIBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)診療

質の高い医療を通じて地域に貢献

 当院は鎌倉市に位置する地域の中核病院として、急性期診療を中心に専門的な医療をおこなう総合病院です。医師は常に研鑽を積み、科学的根拠(エビデンス)に基づいた質の高い医療を提供することを心がけております。
 現在、我々の炎症性腸疾患(IBD)専門外来では、500名近くの患者さんが通院されています。潰瘍性大腸炎とクローン病の割合は、およそ2対3で、近隣のクリニックはもちろん、全国から治療に難渋した患者さんが紹介されて来院いたします。


 潰瘍性大腸炎の寛解導入治療に対しては重症例に免疫調節薬(タクロリムス)や生物学的製剤(レミケード、ヒュミラ)などを、中等・軽症例には5-ASA 製剤に加えてステロイドやGCAP療法(顆粒球吸着療法)、LCAP(白血球除去療法)で治療します。寛解維持治療は、5-ASA(ペンタサ、アサコール、サラゾピリン)製剤を十分量投与することで基本ですが、難治例には免疫調整薬(アザチオプリン、6MP)や生物学的製剤(レミケード、ヒュミラ)での治療をおこなう場合もあります。
クローン病の寛解導入には、個々の患者さんに合わせてステロイド、GCAP療法(顆粒球吸着療法)、成分栄養剤(食事療法)、生物学的製剤(レミケード、ヒュミラ)なども使用します。寛解維持には5-ASA製剤に加え、免疫調節剤(イムラン)、生物学的製剤(レミケード、ヒュミラ)を使用します。
 当センターでは、グローバル・スタンダード(世界基準)、科学的根拠(エビデンス)に基づいたIBD治療を根本に据え、その上で一人ひとりの患者さんに最適な治療を総合的に判断して治療をおこなっています。またクローン病においては小腸X線や大腸・小腸バルーン内視鏡、カプセル内視鏡、超音波、MRI検査などから患者さんごとに最適な方法で腸病変の評価・治療をしております。内視鏡検査は、安心して検査を受けていただけるように優れた技術を持つ医師が担当しております。
 かつては日本各地で異なるIBD治療が行われていた時代がありました。その後、当院の上野文昭医師 注1)が責任者となり厚生労働省研究班のプロジェクトグループにおいて潰瘍性大腸炎とクローン病の診療ガイドラインが作成されました。ガイドラインは医療者と患者さん双方が適切な治療を行うための目安であり、個々の患者に最適な治療を選択することが重要です。治療が難しい患者さんには日比紀文医師 注2)やセンター内医師のカンファレンスで相談して診療にあたります。 日比紀文医師は定期的に来院されていますので日比医師の診療を受けることも可能です。当センターでは市民公開講座など様々な機会を設けて、医療スタッフ全員で患者さんの立場を理解し、患者さんと共に考え、悩みながら病気に伴う様々な問題解決に取り組んでいます。IBDでお悩みがある方はお気軽に来院ください。


注1)上野文昭(うえの ふみあき)医師 (大船中央病院 特別顧問)
 1973年慶應義塾大学医学部卒業、1977年トゥーレイン大学医学部内科臨床研修課程修了、東海大学客員教授、炎症性腸疾患診療ガイドライン作成 責任者(厚労省研究班・日本消化器病学会)などを務める。

注2)日比 紀文(ひび としふみ)医師
 慶應義塾大学消化器内科主任教授、日本消化器病学会理事、日本内科学会理事、厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 班長などを歴任し現在は慶応義塾大学名誉教授、北里研究所病院炎症性腸疾患先端治療センター長。 専門は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)。

■ IBDセカンド・オピニオン外来では、標準治療をふまえ相談患者さんに最適切な情報提供に努めています。

 IBDセンターでは、セカンド・オピニオン※を受け付けております。

 ※IBDのセカンド・オピニオンは、月曜日、水曜日、金曜日の午前・午後、火曜日、木曜日、土曜日の午前に受付しております。

■新規IBD治療薬の臨床研究(治験)をおこなっています。

 IBD領域では多くの新規薬剤が開発されています。当院では製薬会社から臨床試験(治験)依頼が多く、常時治験をおこなっております。対象となる患者さんは限定されますが、適応があれば治験薬を含めた最適な治療方法を提案させていただいます。

■ IBDセンターは医師、社会への啓蒙活動をおこなっております。。

 年数回の定期オープンカンファレンス、市民公開講座を開催しホームドクターや患者さんとの意見交換の場を設けています。 



最先端の内視鏡治療(光学診療部

 光学診療部は内視鏡を用いて診断、治療をする部門で、消化器肝臓病センター、外科、呼吸器外科、内科に所属する医師と検査技師、看護師の協力のもと運営されています。 上部消化管内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡、小腸内視鏡(シングルバルーン内視鏡)、ERCP(内視鏡による胆石、黄疸などの治療)、カプセル内視鏡(小腸、大腸検査)など幅広い検査・治療をおこなっております。2010年にカプセル内視鏡が導入され、出血源不明の消化管出血の精査に利用されていましたが、2014年には新しい機器に更新し小腸疾患全般に加え大腸の検査も可能となりました。
 通常の内視鏡はオリンパス社の最新機器(EVISルセラエリート)を使用、2015年に大半のスコープは最新290シリーズに更新されました。従来の内視鏡に比べ格段に画質改善し、80倍まで拡大観察や狭帯域光観察で、粘膜表面や毛細血管の異常が観察でき早期がんの診断精度が向上いたしました。
 良性腫瘍(ポリープ)は大きくなるにつれて癌化することが多く、早期に発見し治療することが望まれます。既に癌化していても粘膜にとどまっている状態なら内視鏡下粘膜切除術(EMR)や内視鏡下粘膜層剥離術(ESD)で根治できます。お腹を切らずに内視鏡で癌化した病変を切除するため、回復も早く、体への負担が少ない患者さんにやさしい治療と考えられます。 当院では日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医による腫瘍切除治療(ESD, EMR,ポリペクトー)は日常的におこなわれています。2015年4月からはESDなどの高度内視鏡治療に豊富な経験を持つ森川医師を常勤医師として迎え診療・治療内容はさらに充実いたしました。

■当院ではかかりつけの患者さんでなくても内視鏡検査の受付をしております。ご予約は消化器・IBDセンター外来を受診してください。


■特殊な治療 小腸狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術を得意としており、多くのクローン病患者さんの紹介をいただき治療をおこなっております。

■主な特殊治療内容
 癌、ポリープ治療(ポリペクトミー、内視鏡下粘膜切除術(EMR)、内視鏡下粘膜層剥離術(ESD))
 消化管狭窄治療(内視鏡的バルーン拡張術、ステント留置術)
 総胆管結石治療(EPBD,ESTおよび砕石術)
 食道静脈瘤治療(EVL,EIS)
 内視鏡止血術(clipping、APCなど)
 異物除去術

2014年 内視鏡検査件数

肝臓の集学的治療 □□□□


 肝臓がんの最適な治療は患者さん毎に異なります。肝硬変に進行度、がんの大きさ、個数、年齢、合併症、患者さん自身の希望する治療法などが影響します。このため当院では、患者さんごとに消化器内科医、外科医、放射線科医で合同のカンファレンスを開催して最適な肝臓がん治療法を決定しています。放射線治療はがん以外場所に対する影響の少ない定位放射線治療装置を使用し肝臓がん治療経験が豊富な当院放射線科医師よる治療をおこなっており優れた治療成績を残しております。TACEなどのカテーテルを使用した治療は熟練医師が最新の治療機器(IVR-CT)を使用した治療がおこなわれております。

2014年1月から最近型のIVR機器が導入されました。
IVR



■肝疾患のセカンド・オピニオンも重視し、ご相談にみえる患者さんへの適切な情報提供に努めております。
 肝臓病のも、広域な紹介を頂いております。セカンド・オピニオン※を重視し、ご相談にみえる患者さんへの適切な情報提供にも努めております。(※肝臓系のセカンド・オピニオンにつきましては、「海老沼Dr(月)AM」・「森實Dr(火)AM、PM」があります。)



■主な特殊治療内容

ウイルス性肝炎治療(B型、C型)
肝臓がん治療
肝硬変治療

担当医師

遠藤 豊
遠藤 豊
消化器・IBDセンター長
■専門分野-IBD担当医、内視鏡、消化器全般
■1988年-昭和大学医学部卒
・日本内科学会認定医
・日本消化器病学会
 専門医・指導医・関東支部評議委員
・日本消化器内視鏡学会
 指導医・評議委員
・日本消化管学会専門医・指導医
・日本カプセル内視鏡学会
 専門医・評議員
・昭和大学藤が丘病院 客員教授 

吉田 篤史
吉田 篤史

光学診療部部長
■専門分野-IBD担当医、内視鏡、消化器全般
■2000年-高知大学医学部卒
・日本消化器学会 専門医・指導医
・日本消化器病学会関東支部 評議員
・日本消化器内視鏡学会
 専門医・指導医
・消化器内視鏡学会関東支部 評議員
・日本消化管学会胃腸科
 専門医・指導医
・米国消化器学会(ACG)会員
・PEG・在宅医療研究会 常任理事
 専門胃瘻造設者、専門胃瘻管理者

白井 真如紀
白井 真如紀


■専門分野-IBD担当医、内視鏡、消化器全般
■2005年―金沢大学医学部卒
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本内科学会 認定医

森川 良英
森川 吉英

■専門―内視鏡(特にEMR,EPSなどの内視鏡治療)、消化器全般
■2003年ー秋田大学医学部卒
・日本内科学会 認定医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本消化器病学会専門医

原 真太郎
原 真太郎


■専門分野-消化器内科
■2014年 帝京大学医学部卒

梅沢 翔太郎
梅沢 翔太郎


■専門分野-消化器内科
■2008年 横浜市立大学医学部卒
 2016年 横浜市立大学大学院卒
・日本内科学会 認定医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器内視鏡学会専門医

渕上 綾子
渕上 綾子


■専門分野-消化器内科
■2009年 広島大学医学部卒

 
【特別顧問】 上野 文昭
上野 文昭

■特別顧問
1973年慶應義塾大学医学部卒業、1977年トゥーレイン大学医学部内科臨床研修課程修了、東海大学客員教授、炎症性腸疾患診療ガイドライン作成 責任者(厚労省研究班・日本消化器病学会)
米国内科学会(ACP)日本支部長、米国消化器病学会最高栄誉会員(MACG)、米国内科学会最高栄誉会員(MACP)、PEG在宅医療研究会会長

【学術顧問】 日比紀文
日比 紀文

■学術顧問
慶應義塾大学消化器内科主任教授、日本消化器病学会理事、日本内科学会理事、厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 班長などを歴任し現在は慶応義塾大学名誉教授、北里研究所病院炎症性腸疾患先端治療センター長。 専門は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)。

【非常勤医師】

【外来・内視鏡担当】
小山雅章

■1988年-日本医科大学医学部卒

【外来担当】
森實 敏夫

■専門分野-自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝疾患、医学統計学
■1973年-慶応義塾大学医学部卒
・博士(医学)
・日本消化器病学会専門医
・日本内科学会認定医
・日本医師会認定産業医
・公益財団法人 日本医療機能評価機構 客員研究主幹

【外来担当】
海老沼 浩利

■1992年-慶應義塾大学医学部卒
・博士(医学)
・日本内科学会認定医
・日本内科学会指導医
・日本医師会認定産業医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器病学会指導医
・日本肝臓学会専門医
・日本肝臓学会指導医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本消化器内視鏡学会指導医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
・慶応義塾大学専任講師

【外来担当】
平野 克治

■1995年-富山医科薬科大学医学部卒
・博士(医学)
・日本肝臓学会専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器病学会指導医
・日本内科学会認定医
・日本内科学会指導医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
・日本静脈腸栄養学会認定医
・日本移植学会認定医
・湘南東部総合病院 肝臓病センター長

【外来担当】
今城 健人

■2005年-金沢大学医学部卒
・日本内科学会認定医
・日本肝臓学会専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・がん治療認定医
・横浜市立大学付属病院 肝胆膵内科学 助教

【IVR担当】
磯部 義憲

■1973年-慶應義塾大学医学部卒
・博士(医学)
・国立病院機構東京医療センター放射線科医長

【内視鏡担当】
黒木 優一郎

■1999年 昭和大学医学部卒
・日本内科学会 認定内科医
・日本消化器学会 専門医、評議員
・日本消化器内視鏡学会 専門医、指導医、評議員
・日本消化管学会 胃腸科認定医
・がん治療認定医機構 がん治療認定医
・現 昭和大学藤が丘病院講師

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