医学系研究・放射線治療センター
| 1) 研究機関： | 京都大学大学院医学研究科・大船中央病院 |
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| 2) 研究課題名： | 早期肺癌患者の体幹部定位放射線治療後の非肺癌死予測システムの確立 |
| 3) 研究期間： | 承認 ～ 2021年10月29日 |
| 4）研究の目的と意義： | 本研究の目的は、早期肺癌患者における非肺癌死のリスク予測のためのスコアリングシステムを開発し、その精度、再現性、汎用性を検証することである。本研究で非肺癌死のリスク予測が確立すれば、それを新規患者に適応することで、患者の治療方針決定の際に、医療者側と患者側が共有できるデータとして即臨床に使用可能である。 |
| 5）方法： | 本研究は生体試料を用いない探索的研究である。 まず、両施設においてSBRT施行後、2018年12月までの診療情報を収集する(観察期間として3年以上を確保するため)。次に、当院の症例を用いて、多変量解析をもとに、個々の説明変数が非肺癌死に与える影響の重み付けを反映したスコアを算出する。得られたスコアリングシステムをもとにリスク群に分ける。当院の症例の非肺癌死の生存曲線を、群別化して作成、非肺癌死予後予測に有用かを確認する。有用性がありと判断されれば、そのスコアリングシステムを大船中央病院症例に対して適用し、再現性のある結果が得られるかを確認する。また、腫瘍への線量体積因子、局所/領域/遠隔制御と生存との関係も副次的に解析することを検討する。 |
| 6）個人情報保護の方法： | 当院が提供するデータは、匿名加工情報である。研究実施に係る情報を取扱う際は、研究開始時点で、研究対象の個人情報とは無関係の番号を付して対応表を作成する。そのうえで匿名加工情報として使用し研究対象者の秘密保護に十分配慮する。対応表は研究責任者がパスワードをかけて厳重に管理し、研究対象者の個人情報が院外に漏れないよう十分配慮する。また、研究の結果を公表する際は、研究対象者を特定できる情報を含まないようにする。同意撤回後のデータは研究対象者リストから速やかに削除し、他の目的に使用することはしない。 |
